【WordPress】適切な画像サイズとは?

2021/08/13

「WordPress」に限らず、Webページにおける「画像サイズ」は訪問者の体感に大きな影響を与えます。

SEO対策の基本でもあります。
(Webページの読み込み高速化は、SEOに有利です。)

画像の取り扱い方は様々な手法がありますが、ここでは、簡単に対応できる手法をご紹介いたします。

画像取り扱いの基本

画像サイズは適切な大きさで

カメラ写真や、フリーの高画質画像の場合、Webページとしては過剰なほどのサイズであることが多いです。

サイズが大きければ大きいほど、端末への通信負担が増え、表示に時間がかかることとなります。

また、大きいとキレイに見えるというわけでもなく、端末に適したサイズがあれば、見た目では判別つきません。
(にも関わらず、ファイルサイズは桁違いです)

画像サイズの目安

極端な話、「画面に表示するサイズ」があればキレイに見えます。

WebページをPCで見るとしたら、横 1920ピクセルあればキレイすぎるくらいでしょう。

現実的には、以下で十分と考えています。

  • PCページの端から端まで表示する画像:横幅 1200ピクセル
  • 記事内に埋め込む画像(左右に余白が入る):横幅 800ピクセル

同じ画像サイズでも、ファイルサイズを落とせる

例えば、同じ 1200 × 800」ピクセルの画像でも、「画質」や「付与データの有無」でファイルサイズが変わります。

Webページで超高画質画像が必要なケースは稀かと思いますので、ファイルサイズを優先することをオススメします。

なんだか難しいですが、ツールを使えば一発です。(後述)

どれくらいファイルサイズが違う?

画像の内容によりますのであくまで一例です。

  • 画像サイズ:5177 × 3563 ピクセル
    そのまま:7200 KB
    ツールでファイルサイズ圧縮:5500 KB
    ※大きすぎるため、画像表示は割愛
  • 画像サイズ:1200 × 826 ピクセル
    そのまま:298KB
    ツールでファイルサイズ圧縮:116KB
  • 画像サイズ:800 × 551 ピクセル
    そのまま:156KB

    ツールでファイルサイズ圧縮:96KB

何も考えずにアップロードすると 7200KBですが、一手間かけると 96KB になるわけです。(98.7%減)

素材画像はできるだけ大きく

なお、素材となる元画像は、できるだけ大きなサイズで確保しておくことをオススメします。

リサイズして小さくすることは簡単ですが、小さいサイズを大きくすることはできないためです。
(サイズは大きくできますが、拡大するだけですので粗くなります = 意味がありません)

リサイズ方法

WordPressで実施する方法

一番手っ取り早い方法です。
それは、プラグインを導入してしまう方法です。

「EWWW Image Optimizer」といった、無料で活用できるプラグインがあります。

プラグインをインストール&設定しておくだけで、あとは通常通りWordPressにアップロードするだけで、自動でリサイズ、圧縮されます。

上記以外にも様々なプラグインがありますので、お試しくださいませ。

(もちろん設定によりますが)
注意点としては「大きな画像として使いたい時」など、意図がある時にも一律リサイズされてしまう点でしょうか。

Windowsで実施する方法

リサイズは、標準アプリ「ペイント」でもできます。

該当のファイルを開き、ホーム > サイズ変更 で処理するのみです。

ファイルサイズのさらなる削減についても色々とツールがあります。

「縮小専用。」「Voralent Antelope」といったアプリがオススメです。

Macで実施する方法

Macにおいても、リサイズは標準アプリ「プレビュー」で可能です。

該当のファイルを開き、ツール > サイズを調整 で処理するのみです。

ファイルサイズのさらなる削減についても色々とツールがあります。

「ImageOptim」「JPEGmini」あたりが便利かと思います。

(ご参考)さらなる効率化手法(WebP)

画像形式は「JPEG」が基本となりますが、「WebP」という次世代フォーマットも普及しつつあります。

「WebP」はGoogleが開発した画像フォーマットで、JPEGと同じ画質でファイルサイズを25〜34%小さくできる、と言われています。
※ようするに、画質同じなのにファイルサイズが小さい

あまりデメリットが感じられないWebPですが、対応するブラウザが少ない、という致命的な問題がありました。
(対応していないブラウザだと、画像が表示されない)

しかしここにきて、主要ブラウザはほぼ対応されました。
(Googleが開発元なので・・・)Apple系が壁でしたが、ここにきて対応されております。
※Internet Exploreは未対応

ですので、割り切って「WebP」を使うのもありかもしれません。

WordPress環境を整備すれば、JPEGファイルをアップロードするだけでWebP変換され、表示できるようにすることも可能です。

また、万全を期するのであれば、WebPを表示できるブラウザであればWebPを、そうでなければJPEGを渡す、といった設定をサーバーに仕込むことが可能です。
こちらは少し専門的な対応となります。

弊社グロリアの公式サイトは、そのような設定を仕込んでいます。

SEO対策にこだわる場合は、お気軽にご相談くださいませ。

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